報道関係各位
2024年11月、北フランスのオー・ド・フランス地域圏からミッションが来日し、観光をテーマにした記者発表会を都内で開催いたしました。
オー・ド・フランスはノール・パ・ド・カレ、ピカルディの二つの地域圏が2016年に合併してできたもので、主要都市リール (Lille)、アミアン (Amiens)のほか、パリから近いシャンティイ (Chantilly) や、ボーヴェ(Beauvais)、ラン(Laon)、アラス(Arras)など史跡に恵まれた観光地が点在します。
2012年、炭鉱の町ランス (Lens) にオープンした、ルーヴル美術館の別館であるルーヴル・ランスは開館以来500万人の来場者を迎え、パリ以外で来場者数が三番目に多い美術館です。また、ルーベ (Roubaix)にあるラ・ピッシーヌ美術館は、町が繊維産業で発展した頃に建てられた市民プールを2001年に美術館として転用しオープンしたものです。いずれも、かつての地域産業の歴史と景観を残しながらアートの地に生まれ変わっています。
景観の面では、オパール海岸や“双岬の大景勝”など息をのむ絶景スポットがあるほか、オードマロワ湿地やアミアンの水上庭園(オルティヨナージュ)など心鎮まる自然遺産、さらには“テリル”と呼ばれる炭鉱地帯のぼた山が連なるユニークな景観も観光資源になっています。
食の分野では、エスタミネと呼ばれるフレンドリーなレストランで郷土料理を食べたり、オー・ド・フランス地域内だけで350の醸造所があるようなビール文化圏だけに、醸造地を周るテイスティングツアーに参加する楽しみがあります。一方で、ミシュラン2つ星を獲得するシャトー・ド・ボーリューのような美食のレストランも。当施設は地産地消と持続可能な農業にこだわり、グリーンスターも獲得しています。
フランソワ・ドゥコステ―ル(オー・ド・フランス地域圏議会 文化・遺産・地域言語および国際関係担当副議長)
「オー・ド・フランスへのアクセスに使われるのはパリ国際空港であるが、この空港の名称となっているシャルル・ド・ゴールは我が地方(リールの)の出身。つまり、ほとんど我々の空港と言っていいだろう」。
アラン・ジェスト(アミアン・メトロポール議長)
「アミアンは今夏、パリ五輪の合宿地として日本の選手団が滞在し、その素晴らしい環境から彼らのメダル獲得に貢献できたと思う。彼らに続いてぜひ日本の観光客に訪れて欲しい」。
クリストフ・デュフォセ(シャトー・ド・ボーリュー、オーナーシェフ、ミシュラン2つ星およびグリーンスター獲得シェフ)
「シャトー・ド・ボーリューは、パーマカルチャーを取り入れた菜園と果樹園を持ち、野菜やハーブの7割を自給で賄うほか、食肉や魚介も近隣から調達し、地産地消を徹底している。オー・ド・フランスの料理は土地のDNAから培われたもので、それが今日高い評価を得ている」。
発表の詳細については、下記プレス資料をご参照ください。